再発ランゲルハンス細胞組織球症に対する
ハイドロキシウレア/メトトレキサート療法パイロット研究 公式ホームページ

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パイロット研究について

本研究の名称 再発ランゲルハンス細胞組織球症に対するハイドロキシウレア(ハイドレアカプセル®)/メトトレキサート(メソトレキセート®)の安全性と有効性を探索するパイロット研究(jRCTs031220324)
研究目的 再発ランゲルハンス細胞組織球症(LCH)に対するハイドロキシウレアとメトトレキサートの安全性と有効性を検討することを目的とする。
対象 再発LCH患者でかつ、再発部位が骨・皮膚・リンパ節などのリスク臓器(肝臓・脾臓・造血器)以外の病変に限られ、本試験の参加に対する同意が得られた患者。
研究デザイン 研究デザイン:多施設共同単群試験
本試験で行う試験治療は、ハイドロキシウレア投与を行い、治療開始後に効果不十分の場合にはメトトレキサート内服を追加し、最終的に治療24週終了後のNon Active Disease(NAD)達成率を評価するものである。
目標登録症例数 10例
研究期間 研究期間:2022年9月~2028年9月30日
登録期間:2022年9月~2026年12月
観察期間:2022年9月~2027年12月
研究参加施設

参加基準と研究シェーマ

選択基準

  • カプセル製剤の内服が可能であること。
  • 初発または再発時に病理組織学的にLCHと診断されている。
  • 再発である(再発回数は問わない)。*尿崩症単独再発は除く。
  • 再発に対する治療が開始されていない(局所治療は除く)
  • リスク臓器(肝臓・脾臓・造血器)へのLCH浸潤がない。
  • 再発時に血球貪食性リンパ組織球症(HLH)を合併していない。
  • 試験開始時に十分な肝・腎・心・肺機能が保たれている。
  • Performance status(PS)による一般状態が0〜2の患者である。
  • 本人または代諾者への説明と文書による同意が得られている。

除外基準

  • 再発が尿崩症単独である症例
  • 活動性の感染症を有する症例
  • 活動性重複がんを有する症例
  • 妊娠中・授乳中の女性
  • 妊娠の可能性のある症例
  • 登録時点で活動性の出血病変を有する症例
  • 登録時点で活動性の中枢神経症状を有する症例(LCH自体による症状は除く)
  • これまでにLCHに対してハイドロキシウレアを投与された症例
  • その他、試験責任医師/試験分担医師が不適当と判断する症例

試験スケジュール

本試験登録後2週間以内にHU(ハイドロキシウレア)を開始する。HU投与開始をWeek1(day1)として投与を開始し、Week24まで継続する。HU開始後にLCH病変の増悪が認められた場合はMTX(メトトレキサート)の併用を開始する。MTXを併用した場合は、HU投与を継続している限り原則として投与を継続する。

試験治療24週間の終了後である25週目から48週目までのHU投与又はHUとMTX併用療法は、試験治療24週終了時点の治療反応の評価により、48週目までの治療を決定する。HU投与又はHUとMTX併用療法は、いずれの場合もWeek48で終了する。

シェーマ

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